一大決心して買った大切なジュエリーなのにお手入れもせずにただ使いっぱなしでは、折角の宝物が台無しですね。玉磨かざれば光らず・・・でしょうか^^;このコーナーでは、大切なジュエリーのお手入れ方法について科学してみましょう♪
ジュエリーを構成する素材として大きく二つに分けることが出来ます。一つは、ダイヤモンドなどに代表されるメインとなる石、そしてもう一つは、それを支えている台座・枠(主にK18やプラチナなどに代表されるリングやペンダントなど)ですね。
それでは、まず、石についてお話しましょう。ダイヤモンドを科学する章でもお話しましたが、透過性の石は、光と作用することで自らの色を効果的に発しています。光の反射と屈折を巧みに利用して最高の輝きが出るようになっているのです。
もし、石の表面などに油膜などがついてしまうと(手の油や化粧水など身のまわりにはたくさんありますね)、光の進路が変わってしまい、当然跳ね返ってくるはずの光も関係のない方向に飛ばされてしまうのです。これでは、折角のきれいなジュエリーも光らなくなりますね。
それでは、どのようにすれば元の輝きを取り戻せるのでしょうか。ご安心ください、輝きが鈍くなったといっても石が変質したわけではありません。表面を洗剤などできれいに洗ってやるだけでいつでも元の光沢に戻ります。最もダメージを受けているのは石の底部分(キュレット側)に、コビリ付いている汚れです。
この汚れのためにキュレットサイドから大量の光が漏れてしまいクラウンサイドから進入した光の効果が表れなくなってしまうのです。
先の柔らかいきれいな歯ブラシなどでご家庭にある中性洗剤などで結構ですから丁寧に洗い流してやりましょう。最後に流水で洗剤もいっしょに洗い流すことをお忘れなくッ♪また、最近ではご家庭にも超音波洗浄器(メガネを洗う器械)が普及していますので、ネット(ストッキングなど)などに入れて暫くつけておくのもいいですね。
もちろん、最後に水洗いをすることは同じですね。
但し、注意しなくてはいけないのは、ジュエリークリーナーなどに代表される溶液に絶対に浸けてはいけないジュエリーがあるということです。
サンゴ、トルコ石、マラカイト(孔雀石)、アジュライト などに代表される多孔質石(表面に無数の微細な穴が開いているのもは変色する恐れがあります)、コハク(溶けてなくなっちゃう可能性があります。私が経験済み(T_T))などでしょうか。
真珠(真珠層に影響がありそう)、エメラルド(色効果向上のためオイル加工してある可能性があるのでやめた方がいいです)などは、緩やかな流水の中で軽く洗うくらいに留めた方がいいですね。
真珠については、酸性物質(レモンジュースなど)が付着すると変色しますのでその時は速やかに洗って下さい。水道水には塩素が含まれているため一応敬遠したた方がよく、蒸留水であらわれることをお奨めいたします。
次に、台座・枠のお手入れ方法です。元々ゴールドやプラチナなどの貴金属は、柔らかい物質ですから使われれば使われるほど、その表面に傷が付くことは避けられません。暫くは、そのままお使いいただき表面の傷がどうしても気になり始めたらお求めになったジュエリーショップなどにお願いして『新品仕上げ加工』を頼まれるといいでしょう。
形状によって加工代は様々ですが、数千円程度(下のほう)だと思いますので、僅かな投資で殆ど元通りに生まれ変ります。 また、プラチナやホワイトゴールドなどの白色系貴金属はあまり色の変化には気が付きませんが、ゴールドは暫く使わずに置いておくと表面が焼けたようにくすんでしまうことがあります。
ゴールド自体は殆ど変化をしない金属なのですが、製品の多くは銀と銅が適量含まれている合金のため、それらが空気に触れることで酸化反応をしてしまい変色をしてしまうのです。 軽い変化でしたら表面を柔らかいきれいな布や革(汚れた布や革はその表面に微細な物質がたくさん付着していますので返ってジュエリーを傷つけてしまいます)で、擦ってみて下さい。これだけでかなり元通りになると思います。
それでもダメでしたら、後はプロの出番です。ジュエリーショップには汚れの良く落ちる溶剤や超音波洗浄器、磨き機器、最近では電気分解洗浄器などを備え付けておられると思いますので瞬く間にきれいにしていただけると思いますよ。
カメオなどの表面に付いた汚れは、洗浄だけではなかなか落ちないことがあります。でもご安心下さい、裏技をお教えいたしましょう♪ご家庭にあるプラスチック系の消しゴムで軽く擦ってみて下さい。きれいに消えますよ。あっ、この方法は、先程の焼けた(酸化した)ゴールドにも有効かもしれませんので、一度お試しになってみて下さい。
最後に、指輪は変形することが多いジュエリーの一つです。大切なマリッジリングを肌身離さず使っていたために変形して『三角ムスビのようになっちゃった』と持ち込まれるお客様も多いかと思います。
指輪をした手で硬いものを握ったことが大きな原因です。例えば、お料理の時にフライパンなどを握ったとか、ぐっ〜と力を入れて長時間車のハンドルを握っていたとか、あり得ませんけど、鉄棒の大車輪を目が回るほどやっちゃったとか・・・。
出来るだけそのような状況は避けることをお奨めいたします。もし曲がったときは、これもやはりプロの出番ですからどうぞご遠慮なくジュエリーショップに行かれ、『直してください!』と頼まれることが最善の策と思います。
如何でしたでしょうか。ジュエリーはお求めになる時は高価なものとお感じになると思いますがしっかりとお手入れをされることで、ずっとお使いいただける大変丈夫な品物です。あなたの大切なジュエリーを定期的にお手入れされることで、どうぞ末永くお使い下さいませ。