2012年7月10日

ウズラの気分

2012070501.jpgこれは卵であるが、ダチョウの物でもなければ恐竜の物でもない。

 

見たまんまの、ウズラの卵である。

  

■ 高さ約30mm

■ 横幅約25mm

■ 重さ約12g

■ 全体に迷彩色を帯びた立体型楕円形

■ つゆに溶いてざる蕎麦を食べると円やかな風味を出し、いっそう美味しく頂ける。

 

2012070502.jpgカールセーガン博士原作によるSF映画『コンタクト(1997年)』のクライマックスに出てくるワンシーン。

 

海面高く吊り揚げられた発射塔で待機する飛行船の発射エネルギーが最高点に達した時、

飛行船は塔から放たれ幾光年もの遠い宇宙を旅して、やがて地球に帰還する。

 

船内にいた宇宙飛行士は出発から帰還まで様々な異次元空間を長時間体験して帰るが

一方、発射基地を遠くから見守っていた人々は、吊り揚げられていた飛行船が単に

上から海面に落下しただけの僅か数秒の出来事にすぎなかった、というお話。

 

 

 

2007092306.jpg

手術台の上に横たわっている私の手から麻酔剤が注入され始めた。

麻酔担当の先生から、『もう直麻酔が効いてきますよ~』とやさしく告げられ

手には何やら異物が体内に入り込んでくる妙なものを感じていたが・・・

 

次に気付いたのは・・・、

『☆☆さ~ん、☆☆さ~ん』と私の名前を呼ぶオペルーム内の看護師さんの声であった。

看護師さん: 『無事終わりましたよ~。』

私:" えッ、もう終わったの?!" ← 状況を全く理解できていない

 

これが全身麻酔なのだ。

 

私的には、麻酔が入ると告げられて一度瞬きをしただけの記憶でしかなかったが

実際にはその後手術が開始され4つの穴から巧みに胆のうを取り出されていたのだ。

 

まさに、宇宙船を外から観察していた人々の体験と似たようなものであった。

 

 

 

2012050102.jpg オペ終了後も良く眠っていたらしく再び気付いたのは夕方頃になってのこと。

担当医の先生や多くの看護師さん方には本当によく看て頂き

お陰さまで術後経過も順調であった。

翌日からは何十年ぶりかのお粥を戴き、日を追う毎に普通食へと移行していった。

 

退院3日後には医療用ホッチキス(ステープラー)が取り除かれ

一連のオペは完全終了となった。 

 

記念に頂いた"石"はCTで見ていた通りの100%コレステロールでウズラの卵型をしていた。

大きさもほぼ同じであった。 

 

まさに、ウズラになった気分である。

 

 

 

2012070503.jpg

退院後約2週間は経過観察するとともに、腹筋を使うような運動は避けること。

また、過度な脂肪分、刺激物の摂取も避けること。

でも、シャワーは入院中から解禁となっていたので術後のストレスも軽減された。

 

経過観察期間の過ぎた現在では至って普通の生活に戻っている。

 

最後にトリガーを引いた、あの"かき揚げうどん"にリベンジを挑もうとも考えているが

これを機に生活習慣を見直す良い機会でもあるとも天の声が囁いている(^^ゞ

 

 

今後同様な症状で悩まれる人のために参考になればと、

拙く大雑把ではあるが「案ずるよりも産むが易かった」体験を綴ってみた。

 

 

 

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コメント

かき揚げうどん。。。

もちょっとだけがまんしてみますか(^^)

なにはともあれ、無事退院おめでとうございます。

ありがとうございます(^^

あのうどんに載ってたかき揚げは、
ソフトボールくらいの大きさだったんですよ^^;

恐らく、二度と出逢うことはないと思っています。
今の処・・・(^_-)

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